お宮参りや七五三は、大安でなければならない行事ではありません。仏滅に神社へ参拝しても、ご祈祷の意味がなくなることはありません。
六曜は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで日ごとの吉凶を表す暦注です。国立国会図書館の「日本の暦」によると、中国から伝わり、現在の形が広く行われるようになったのは幕末以降です。神道の祭祀そのものに基づく決まりではありません。
結論:大安より家族の体調と参拝条件を優先する
日取りは、次の順番で決めると無理がありません。
- 赤ちゃん、子ども、産後の母親の体調
- 神社のご祈祷受付日・予約状況
- 天候、暑さ寒さ、移動距離
- 家族が集まりやすい日
- 六曜を気にする家族がいるか
六曜を大切にする家族がいるなら、大安を選ぶこと自体に問題はありません。ただし「仏滅だから参拝できない」と考える必要はなく、家族が気持ちよく祝えるための一つの基準として扱いましょう。

六曜の一般的な意味
| 六曜 | 一般的な受け止め方 | 日取りを考えるときの注意 |
|---|---|---|
| 大安 | 一日を通して吉とされる | 週末と重なると混雑しやすい |
| 友引 | 朝夕は吉、正午頃は凶とされる | 葬儀の慣習と混同しない |
| 先勝 | 午前が吉、午後が凶とされる | 午前の予約が集中することがある |
| 先負 | 午前が凶、午後が吉とされる | 午後の子どもの疲れも考える |
| 赤口 | 正午頃のみ吉とされる | 時間に無理に合わせない |
| 仏滅 | 一日を通して凶とされる | 神社のご祈祷が不可になるわけではない |
これは六曜における一般的な解釈です。参拝の可否を決める神社の規則ではありません。
大安を選ぶメリットと注意点
大安は、祖父母を含む家族が納得しやすく、祝い事の日程を説明しやすい点がメリットです。一方、七五三シーズンの週末は混雑することがあります。
東京大神宮は、10月・11月の土日祝日で大安の日は、七五三の予約が特に集中すると案内しています。大安にこだわる場合は早めに予約し、待ち時間、駐車場、着付け、撮影の時間を確認しましょう。
仏滅を選ぶメリットと注意点
仏滅でも神社のご祈祷を受けられることが一般的です。大安より予約が取りやすい、境内が比較的落ち着く可能性がある、写真撮影の時間を確保しやすいという利点があります。
ただし実際の混雑は、六曜だけでなく季節、曜日、祭典、結婚式、神社の知名度に左右されます。「仏滅だから空いている」と決めつけず、神社へ確認してください。
お宮参りの日取り
初宮参りは、一般的に男の子は生後31日目、女の子は33日目とされますが、地域差があります。神社本庁や明治神宮も、赤ちゃんの体調や天候に配慮して良い日を選ぶ考え方を示しています。
生後日数、大安、祖父母の都合をすべて合わせようとすると、母子へ負担がかかることがあります。産後の回復と赤ちゃんの生活リズムを優先し、必要なら延期します。詳しくはお宮参りの延期はいつまで?で解説します。
七五三の日取り
七五三は11月15日を中心とした行事ですが、近年は9月、10月、12月などへ時期をずらす家庭もあります。六曜より、子どもが着物で過ごしやすい気温、混雑、家族の予定を優先すると無理がありません。
時期をずらす場合は、七五三は11月以外でもいい?を確認してください。
家族で意見が分かれたとき
- 六曜を気にする人の理由を聞く
- 母子の体調と神社の受付条件を最初に共有する
- 大安の平日や午前など、混雑を避ける案を探す
- 参拝と会食を別日にする
- 写真撮影だけ別日にする
「六曜を信じるか」を争うより、何を大切にしたいかを確認します。祖父母にとって縁起のよい日が大切なら、その気持ちを尊重しつつ、母子に無理がない候補日を複数出しましょう。
よくある質問
お宮参りは仏滅でもよいですか?
構いません。六曜は神社のご祈祷を受けられるかどうかを決める規則ではありません。母子の体調と神社の受付を優先してください。
七五三は大安に行くべきですか?
必須ではありません。家族が納得しやすい利点はありますが、週末の大安は混雑することがあるため、予約と待ち時間を確認しましょう。
友引にお宮参りをしてもよいですか?
問題ありません。友引を理由に神社参拝を避ける必要はありません。家族の予定と体調に合う時間を選んでください。
六曜と神道は関係がありますか?
六曜は暦の吉凶を示す考え方で、神道の祭祀に由来する決まりではありません。日取りを選ぶ一つの慣習として扱われています。
大安は本当に混みますか?
神社や時期によります。七五三シーズンの土日祝日と大安が重なる日は混雑しやすいと案内する神社もあります。参拝先へ確認してください。

